「違う」について。
例文:トライして、失敗するのはいい。でも最初から何も策がないのは違う。
この「違う」の用法があるのは知っているが、辞書を引いてもこの形で使う「違う」の意味・例文が出てこない。
意味は「良くない」とか「駄目だ」だろう。
「答えが違う」の「違う」と一緒だよ。と言う人もいそうだが、違うような気がする。
例えば数学の解答の話で、「3は違う」と「3と書くのは違う」ではまるで意味が異なる。
単なる間違いの指摘から根本から否定されているような、説教のような感じにガラッと変わる。
ググってもこれについて言及している人を見つけられなかった。
一番近いのがヤフー知恵袋のこれ
「違う」という単語は「異なる」の意味ですが、現代語というか口語というか、実際に使われている意味としては、「誤り」「不適切」という意味もあるといえますか?例えば、 Aさんの説明は違うと思います。=Aさんの説明は誤りだと思います。それは違うよ。=それは不適切だよ。ということで、質問をまとめると、「違う」という単語は「異なる...
コトバンクにはこうあり、
3 基準となるもの、正しいものと一致しない状態である。まちがっている。正しいとされるものと合っていない。
https://kotobank.jp/word/%E9%81%95%E3%81%86-559103#w-565237
「計算が―・う」「答えが―・っている」「『もしもし市役所ですか』『いいえ、―・います』」
これが一番近い気がするが、やはりこちらか期待する例文は無い。
「~は違う!」を自分は使ったことがない。違和感があるからだ。
こういうことを言いたいときは、「トライして、失敗するのはいい。でも最初から何も策がないのは良くない。」とか、「策がないのは駄目だ。」を使う。
例文がないということは間違った用法なのだろうか?何か受け付け難い気持ち悪さがある。