Twitterを見ていると間違った日本語が流れてきます。
たまにTVでも流れてきます。YouTubeも高頻度で遭遇します。
ちょっと誰かに共感して欲しくてピックアップしてみました。
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1位 ら抜き言葉
まず一番多いのはこの「ら抜き言葉」です。
これは本当に毎日目にしますね。特にYouTubeでのタイトルやサムネで目にします。Twitterでも多いです。
正式な企業の広告でも結構使われていたりします。
この感じだともしかしたら20年くらい経ったら「ら抜き言葉」の方が正解の世界になっているかも知れません。ら抜き言葉は「可能」と「尊敬・受身・自発」を分けられる画期的な方法ではありますから。
でも僕は「ら有り言葉」を使った方が美しく上品に感じられて好きです。
ここで可能動詞「られる」「れる」がそれぞれどの動詞に付くのか、簡単な判別方法をご紹介。
見よう 食べよう 上げよう 着よう などの「よう」が付く動詞は「られる」が付きます。
見られる 食べられる 上げられる 着られる。
そして、蹴ろう 走ろう 叩こう 洗おう などの「よう以外」が付く動詞は「eる」が付きます。
蹴れる 走れる 叩ける 洗える。
簡単ですね!
誤:ビック 正:ビッグ
ビッグ(BIG)のことを「ビック」と書く人がとても多いです。
もうこれは家電量販店「ビックカメラ」のせいでしょう!
なんとwikipediaによるとビックカメラのビックは英語の方言で「外見だけはなく中身も大きい」という意味だとか・・・。え、結局大きいって意味なんかい!!
でもビックを「外見だけはなく中身も大きい」という意味で使ってる人は0%で、単純に大きい=ビックだと思っちゃってると思うんですよね。
あと単純に「BIGGU」と言いにくいというのも大きいか。
誤:バック 正:バッグ
多くの日本人はグとクの区別をつけるのが苦手のようですね。
バッグ(BAG)のことをバックと書く人も非常に多いのです。困りましたね。
これは、「バックパック」というバッグがあるじゃないですか。これもちょっと原因なんじゃないかなと思ってます。バックパックのバックは「後ろ」という意味なので混同しないようにしたいところ。
誤:ベット 正:ベッド
最近は布団よりベッド派が多いと思います。大半の人が毎日ベッドを使っている。
なのに未だに言えない、書けないという・・・。毎日使うものとして考えるとこれ一番ヤバいかも知れないですね。
ベットと言うと「BET」なのでカジノやギャンブルで賭けるというイメージが先に来ると思うんですけど。
ビッグ同様「BEDDO」と発音し難い問題もありますが、僕は頑なに「BEDDO」と言いたい!
誤:アボガド 正:アボカド
スーパーマーケットに行くと発見してしまうんですよね。「アボガド」表記を・・・。
Avocadoなのでアボカドが正しいのです。
野菜を売るスペシャリストが間違えちゃ駄目でしょ・・って思うけど、POP担当の方が間違っちゃってるだけの場合もありそう。
誤:シュミレーション 正:シミュレーション
芸人さんの漫才とかコント、MCなどで「シュミレーション」って言ってるのを良く聞きます。
趣味レーションってなんだよ・・・と。
こういう単語はエミュ、シミュ、シチュ、と小さいユが後ろに付くと相場が決まっています。
誤:的を得る 正:的を射る
的は射るもの。得るものではありませんね。
追記:的を得るが誤用というのは間違いという見解を「三省堂国語辞典」が2018年に示しました。よってどちらも正しいということになるようです。
誤:パット 正:パッド
バブル時代を語る時に「肩パット」なんて言葉よく出てきますよね。
「パット」はゴルフにおけるグリーン上で使うクラブを指します。
「肩パッド」が正解。
誤:役不足 正:力不足
「お前には役不足だ」
これは褒め言葉です。役が不足していて力を持て余している状態。
単にネガティブな意味で使いたいなら「力不足」を使うのが良いでしょう。
誤:お持ち帰りで 正:持ち帰りで
ファストフード店などでよく使いますよね。
持ち帰るのは自分なので、「お」を付けるのは変です。
「持ち帰りで」か、「持って帰ります」や「テイクアウトで」が良いでしょう。
誤:頂いて下さい 正:召し上がって下さい(お受け取り下さい)
相手が何か受け取る場合や、何かを食べる場合に「頂いて下さい」と言ってしまうことがありますが、これは間違いです。
「頂く」は謙譲語ですから相手の動作に使うのは不適切。
食事の場合は「召し上がって下さい」、受け取る場合は「お受け取り下さい」が良いでしょう。
誤:○○頂いた方から 正:○○下さった方から
これ多いです。「ご応募頂いた方から抽選で」と当たり前にアナウンサーが読みますが、誤り。「ご応募下さった方」が正解。
平語にすると「応募を貰った人から抽選で」となる。「応募を貰った人」は自分だ。「応募をくれた人」「下さった人」が相手である。
まとめ
「間違った日本語」と言いつつほとんどが外来語になってしまいまいした。しかし外来語も日本語には変わりあるまい!
さて、まだまだあるんです。間違った日本語。
「バット(バッド)」「グット(グッド)」「バッチ(バッヂ)」「ホットドック(ドッグ)」「人間ドッグ(ドック)」等。
あ!「ヘッド」を「ヘット」と言う人はいないし、「エッグ」と「エック」と言う人もいないなあ。なんでだろう。面白い。
実はこういうことを気にしているとストレスが溜まるんです。「ビック」とか「ベット」表記を目にするとダメージを食らう。なので間違えていても全く気にしない方が精神的には得だったりします。当人は間違っていることに気づいていないんですからね。本当にちょっと羨ましいよ・・・。
プロのライターさんはほぼ絶対に間違わないのでニュース記事や雑誌なんかは安心して読めますね。
一人でも多くの方が間違いに気付いて下さることを願って・・・。
それでは。