シュタインズ・ゲート ゼロ 21話 感想 ネタバレ あらすじ タイムリープしまくり回

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やっぱタイムトラベルものは面白いわ~。タイムトラベルものの中でもシュタゲは郡を抜いて面白いわ~。ん・・・。まてよ・・・。てことは全ての物語の中で一番おもしろいってことじゃん!シュタゲゼロ優勝!


21話 ストーリー あらすじ 結像のリナシメント

ダルに肩を借り、岡部が真帆と歩いている。

真帆「理論上は確かに可能よ。ただし、あくまで理論上。精神的な負担は計り知れないわ。2011年まで、改良を加えて一度に2週間ずつ遡れるとしてもそれでも1年戻るために20回以上タイムリープを繰り返さなきゃならない。途中からは48時間、2日前までしか戻れなくなるわ。そうなったら・・・。」

岡部「3000回のタイムリープが必要になる。」

真帆「途方もない数字ね。」

ダル「本当に行くん?」

岡部「ああ、それしかないからな。この世界を変えるには。」

真帆「決意は堅いみたいね。」

彼女はパソコンを触り、アマデウスを起動させる。

アマデウス紅莉栖(以下紅莉栖)「久しぶりね、岡部倫太郎さん。」

岡部「紅莉栖・・・!」

紅莉栖は取り敢えず良かった・・・。というような表情で岡部を見つめている。

真帆「昏睡状態になっている岡部さんをずっとモニタリングしていてくれたのが彼女なのよ。」

岡部「アマデウスが?」

紅莉栖「私は戦えないから。せめて・・・ね。」

岡部「それにしても十一年もの間・・・。」

紅莉栖「どれだけ長くても機械的に管理するだけなら負担もないわよ。」

真帆「そして、これからのあなたの長いタイムリープの協力者、これからあなたが何度タイムリープをしても2025までは、目覚めたときには必ず近くに彼女はいる。」

紅莉栖「今回は目覚めたあなたに端末を壊されちゃって・・・。」

彼は壊したことを思い出す。

紅莉栖「目覚めた後、私にタイムリープしてきたと話してくれれば、私は協力するはずよ。『2011年まで戻りたい』って。」

彼女はそう言い、ウインクして親指を立てる。

彼は微笑む。

紅莉栖「なに?」

岡部「いや、昔似たようなことを話していたなと・・・思い出してな。」

彼はヘッドギアをかぶる。

ダルがマシンの設定を始める。

岡部「(俺はもう逃げない。まゆりは言ってくれた。全てを俺に押し付けないでと。どこかでその優しさを言い訳にしていた。だが、今俺がここに立っているのはみんなのおかげだ。みんながいてくれてみんなが諦めなかったからこその今だ。俺が一人背負うんじゃない。俺も背負いたいんだ。みんなの未来を。)」

マシンは起動し始めている。

ダル「いい?」

岡部「やってくれ。」

岡部「うおお、うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

彼はベッドで目覚める。

目眩を起こし体が言うことを聞かないが、なんとかヘッドギアを外しパソコンを起動する。

紅莉栖「岡部!意識が戻ったの?・・・岡部!急に動かないで・・・。あなたは11年もの間昏睡状態で意識が戻らなかったの!無理をしては――。」

岡部「聞いてくれ。俺は2週間後からタイムリープしてきた。」

紅莉栖「はあ?タイムリープって・・・。」

彼は過去にサンボで同じようなことがあったことを思い出す。

岡部「聞いてくれ。俺は2週間後からタイムリープマシンを使ってここに来たんだ。ダルや比屋定さんにも会った。2036年の今、世界がどうなってしまったのかも聞いている。お前が・・・、お前がこの11年間ずっと俺の面倒を見ていてくれたことも。」

彼女は照れている。

紅莉栖「にわかには信じられないけど・・・。」

岡部「信じてくれ。本当なんだ。」

紅莉栖「本当に?未来から?」

岡部「頼みがある・・・!」

るかとフェイリスが入ってくる。

るか「岡部・・・さん・・・?」

フェイリス「凶真!」

岡部「心配かけたな。二人共。」

二人は彼に抱きつき泣き崩れる。

彼は二人に連れられ、アジトに到着する。

ダル「オカリン!」

真帆「本当に気が付いたのね!」

岡部「ダル!比屋定さん!アマデウスから連絡は来ているか?」

ダル「あ、ああ。」

真帆「本気なの?2011年まで戻るなんて・・・。」

岡部「約3000回のタイムリープが必要になるのはわかっている。」

真帆「あなた・・・。本当に・・・!」

ダル「オカリン・・・。」

岡部「頼む。」

彼はヘッドギアを装着する。

真帆「これからも何度も同じ会話を繰り返すのね。タイムリープする度に。」

紅莉栖「それに長い眠りから覚める苦しみも毎回味わうことになる。」

真帆「本当にいいの?」

るか「岡部さん・・・。」

岡部「ルカ子。」

るか「は、はい!」

岡部「確定した未来なんてない。諦めるな!道はきっと切り開ける。」

彼は再び目覚め、パソコンのスイッチを入れる。

紅莉栖「岡部!?意識が戻ったの?」

岡部「お前は急に動かないで、11年間昏睡状態で意識が戻らなかったのに・・・。と言う・・・。」

彼は苦しそうに言う。

紅莉栖「あなた・・・!」

彼は不敵な笑みを浮かべる。

真帆「ここから先は今までのようにはいかないわ。今から2週間前の過去にあなたはここにいない。」

岡部「どこにいる?」

真帆「わからない。今から2週間前、あなたは治安部隊に捕まったのよ。そして私たちが廃人になったあなたを救出できたのは丁度昨日。」

岡部「つまり。今日のこの日と2週間前の2日間以外は・・・。」

ダル「タイムリープは出来ない・・・。捕まった後のオカリンが通話に出られるとは思わないし。」

真帆「救出された後、ここに運び込まれて、モニター用の端子とアマデウスに接続されるまでは・・・。」

ダル「ごめん・・・。僕らがせめてあと一日早くオカリンを助け出せていたら・・・。もっと余裕のあるタイミングで送ってあげられたのに。」

真帆「それを言うならタイムリープマシンの改良が出来なかった私も同罪よ。私の技術ではどうしても2週間。336時間戻るのが限界なの。悔しいわ。」

岡部「そんなことはない。むしろよく2週間のタイムリープを可能にしてくれた。紅莉栖でもタイムリープは48時間が限界だったんだ。君は胸を張ってくれて良い。」

真帆「懸念はまだある・・・。タイムリープマシンでも僅かに世界線が変動するとすれば、今のこの状況が破壊され、本当に死ぬことになるかも知れない。それが過去を変えるということ。」

岡部「わかってる・・・。それでも戻る・・・!2036年から11年。数百というタイムリープを繰り返し、全ての時代のみんなに協力してもらいここまで来た。」

由季「オカリンさん!ご無事だったんですね!」

由季と小さな鈴羽が彼を見ている。

岡部「由季さんと・・・。」

彼は微笑む。

岡部「聞いてくれ!どんな時でもみんなは精一杯戦っていた。だから諦めないでくれ!未来は絶対変えてみせる!」

彼は鈴羽を見て微笑む。

岡部「やってくれ!」

ダル「いくお!」

岡部「うおおおおおお・・・おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

彼は壊れたビルの中に立っている。

銃から声が聞こえる。

ダル「オカリン!」

フェイリス「凶真!みんなは合流ポイントに向かったニャ!凶真も急ぐニャ!」

岡部「フェイリス・・・。」

彼はスマホのアマデウスアプリを立ち上げる。

紅莉栖「岡部?作戦行動中じゃなかったの?」

岡部「聞いてくれ。俺は未来からタイムリープしてきた。信じられないのは仕方ない。だが時間がない。俺を信じて教えてくれ。」

紅莉栖「な、なにを・・・?」

岡部「今日、俺は管理局に捕らえられて拷問を受けて死ぬ。どうすれば良い?どうやったらその運命から逃れられると思う?」

紅莉栖「あなたがなぜ捕まったのか、私達はあなたから聞いていた。岡部倫太郎が2025年に死ぬと。あなたはこれまでそれを逆手に取って生き延びてきた。今日という日がその日だと言うなら、今まで味方してくれた世界線の収束が寄ってたかってあなたに牙をむく。どんな選択をしようとも、世界線は収束し、あなたが捕らえられるという結果になってしまう。」

岡部「それでも・・・。」

紅莉栖「岡部!私に十分、時間をちょうだい。策がある。」

岡部「わかった。」

紅莉栖「その10分間でこの地図と敵の配置を覚えて。」

岡部「お、おい。どういうことだ・・・?」

紅莉栖「いつもどおりなら、あなたを私がナビゲートして脱出していた。でもこれが罠だとするなら、私を持っている事自体が死因になっている可能性が非常に高い。だから――。」

岡部「アマデウスのアプリを落とす?」

紅莉栖「念の為通信機の電源も落として。少しは目を眩ませられるかも知れない。その上で――。」

彼は走りだす。

岡部「みんなを囮に?そんなこと・・・!」

紅莉栖「落ち着いて!あなたは2036年からタイムリープを繰り返してここまで来た。そうよね?」

岡部「ああ。」

紅莉栖「なら、あなたは未来のみんなを観測している。死ぬことはありえない。」

岡部「しかし!」

スマホから声がする。

フェイリス「大丈夫ニャ!凶真!クーニャンに聞いたニャ!今街中をみんなバラバラに動いてるニャ!凶真は真っ直ぐ秋葉原のタイムリープマシン目掛けて走るニャ!」

岡部「危険だ!それは・・・。」

ダル「オカリン!ここは僕らを信じてくれなのだぜ。」

岡部「ダル・・・。」

彼は走る。

兵士1「ターゲットのマーカーが消えました。GPSからもロスト。アマデウスシステムを切断したようです。」

兵士2「チーム1、チーム2をロストポイントに急行させます。」

兵士3「ターゲットの捕獲を最優先。他のワルキューレの部隊は無視して構わない。岡部倫太郎だけを――。」

兵士1「ターゲットを再確認!ですがこれは・・・。」

兵士3「どうした?」

兵士1「岡部倫太郎のマーカーが複数現れました!」

兵士2「2つ!3つ!いや反対側のエリアにも現れたぞ!」

兵士3「どういうことだ!」

兵士2「わかりません!突然アマデウスからの反応が・・・!」

レスキネン「リンターロ・・・。」

岡部は走っている。

岡部「(俺はもう諦めない。自分に嘘をつくことを、これが正しいだなんて言い聞かせて妥協することも決してしない。みんなが必死で抗い戦い、この世界を変えようとしてきた想い。その想いを俺は信じる。想いは力になる!絶対にそこへたどり着いてみせる!)」

彼の頭の中で声がする。

ダル「オカリン。」

鈴羽「オカリンおじさん。」

萌郁「岡部君。」

フェイリス「凶真!」

るか「岡部さん。」

かがり「オカリンさん。」

まゆり「オカリン☆」

本物の紅莉栖「岡部っ。」

アマデウス紅莉栖「ー目を閉じて微笑むー」

岡部「俺はあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

2011年7月7日15時25分。

ラボに岡部が急に入ってきて息を切らしている。

ダル「オカリン!」

真帆「急にどうしたの?」

岡部「ダル!比屋定さん!はあ・・・はあ・・・・。俺を殴れ!」

ダル「え?ま、また?」

真帆「何を言ってるのよ?」

岡部「遠慮はいらない。今まで俺に対して思っていた憤り、鈴羽への想い、その全てをぶつけて俺を殴れ!」

ダル「どういうこと?」

岡部「これはけじめだ。今まで見て見ぬふりをしてきた。恐怖から逃げてきたこの俺のけじめだ。」

ダル「本当にいいん・・・?」

真帆「橋田さん?!」

岡部「ああ。やってくれ!・・・あっ!」

ダルは彼の顔面にストレートを叩き込んだ。

真帆「ああ!!!」

彼は吹っ飛んだ。

ダル「ああ・・・。」

真帆「岡部さん?!」

岡部「フ・・・フフ・・・・。効いたぞ・・・。流石、我がフェイバリットライトアームの一発だ。俺はタイムリープで未来から帰ってきた。」

ダル「オカリン・・・?」

岡部「違うぞ・・・。ダルゥ・・・。フ・・・フフフ・・・フーフフフ・・・。」

ダル「その笑い・・・!」

岡部「フフフッ・・・。フフ・・・。」

真帆「は?」

岡部「フゥーーーーハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!!!!!!!ゲホッ・・ハッハッハ・・・。」

彼は仰け反り高笑いをしている。

岡部「我が名は・・・。凶真!」

真帆「キョーマ・・・?」

岡部「そう!ラボメンナンバー001!このラボの創設者にして、混沌を望み、世界の世界構造を覆す!狂気のマッドサイエンティスト!鳳凰院っ・・・あ凶真だっ!!!!」

真帆「お、お岡部・・・さん?」

ダル「オカリン!!」

ダルは涙を浮かべて喜んでいる。

真帆「ええ?!」

岡部「そこのロリっ子!!お前だ。この場にロリっ子と言えばお前しかいないだろう!白衣を持て。今すぐにだ!」

真帆「なっ!なんなのよー!!」

岡部「そう。これこそが我が聖なる白金の鎧!これに袖を通したその瞬間、我は真に眠りから覚めるのだ。フゥーーーーハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!!」

真帆「あの・・・橋田さん?これって・・・?」

ダル「戻ったんだお。前のオカリンに。」

真帆「え・・・?」

ダル「むちゃくちゃで支離滅裂で、手がつけられない厨二病な、ぼくらのリーダーのオカリンに!」

岡部「タイムリープマシンは完成する!ここにいる俺自信が証だ!ロリっ子よ!」

真帆「ロリっ子言うな。」

岡部「ラボメンナンバー009!の称号を与える。この鳳凰院凶真の手足となり、オペレーションに参加するが良い!ヒヤジョセフィーヌよ。」

真帆「ちょっ!何よそれ!」

岡部「これより!円卓会議を実施する!すぐにラボメンを招集するのだっ!」

フェイリス「一体どうしたニャ?」

るか「さあ・・・。あの・・・一体今日は何の集まりなんですか?岡部さ――。」

岡部「凶真だっ!」

るか「?!」

フェイリス「?!」

岡部「これより新たなオペレーションを開始する。この作戦にはラボメン全員の協力が必要だ。」

るか「まゆりちゃんと鈴羽さんは?」

フェイリス「萌ニャンも用事があるとかメールが来たニャ。」

真帆「あ・・・椎名さんたちは――。」

岡部「案ずるでない!全て想定の範囲内だ。その上でこのオペレーションは実行される。」

フェイリス「はっ!だとすると昨日――。」

岡部「作戦名はオペレーション・ベガ!」

真帆「アマデウスのデータを奪還する?」

岡部「そうだ。確認してみるが良い。既に@ちゃんねるにメッセージを残し、レスキネンの手によって隔離されている。」

真帆「は?!教授が?なんでそんな!」

ダル「マジだ!オカ板がクラッキングされているお!」

岡部「既に秋葉原全域には機関の手によって妨害電波が張り巡らされている。だが!フェイリスよ!」

フェイリス「ニャン!」

岡部「今すぐにラジ館の周りに自警団を!怪しい動きをしている外国人が多数見つかるはずだ。片っ端から通報しろ!公衆電話を使えばいけるはずだ!」

フェイリス「わかったニャ!」

ダル「ラ、ラジ館て・・・。」

岡部「バイト戦士とまゆりが既に向かっているのは知っている。」

真帆「と、止めないと!」

岡部「仮に止めたとしても収束によって同じ結果になる可能性が高い。もしも二人を救うのならば・・・。(電話を耳に当て)ああ。俺だ。オペレーションの目的は唯一つ。まゆりと鈴羽を無事に過去へを旅立たせること。ああ。わかっている。絶対にもう繰り返させはしない。エル・プサイ・・・あコングルゥ。」

岡部「ミスター・ブラウン!」

天王寺「何だおめえ、少しはマシになったと思ったら――。」

岡部「詳しい事を話している暇はない。この電波障害は組織の仕業だ。ストラトフォー。ダーパ。協力を仰ぎたい。ミスター・フェルディナント・ブラウン。」

真帆「どう?」

ダル「オカリンの言う通り確かに隔離されているお。でも場所さえわかれば・・・。」

るか「お茶、置いておきますね。」

真帆「ありがとう。」

るか「いえ。ぼくにはこのくらいしか。」

真帆「そんなことないわ。」

真帆「さっきあの人も言っていたでしょう?」

ー回想ー

岡部「ルカ子は二人のメカニックマンのサポートを頼む。」

るか「サポート?」

岡部「ああ。気配りと心の強さが必要だ。重要な任務だ。」

ーー

るか「あ・・・。」

真帆「なんでみんながあの岡部さんを喜ぶのか不思議だったけど、少しわかったような気がするわ。」

ダル「キターーーーーーーー!!!!!!!!間違いなし!見つけたお!ミッションコンプリート!」

真帆「漆原さん!すぐに連絡を!」

るか「はい!」

岡部は秋葉原街の公衆電話で留守電メッセージを確認している。

るか「もしもし?岡部さん?今橋田さんがアマデウスを見つけて、すぐ回収するそうです。心配するなって。」

岡部「(よし!これで・・・。待っていてくれ。まゆり。必ず助ける。)」

まゆり「鈴さん・・・。痛っ・・・。」

鈴羽「じっとして。跳弾がかすめただけだけど、出血はあるから。」

レスキネンが拍手を始める。

レスキネン「エクセレント。まさか一人で片付けてしまうとは。未来の洗脳技術はやはり素晴らしい。」

鈴羽「お前は・・・!」

彼は鈴羽に銃口を向ける。

鈴羽「お前が・・・かがりを・・・!」

レスキネン「そうだよ。ワルキューレの橋田鈴羽君。かがりはあの日、君と旅立つ前からスパイとなっていたんだよ。未来の私の手によってね。」

鈴羽「ぐっ・・・!」

レスキネン「怒りはごもっとも。だが、それをぶつける時間はもうない。」

鈴羽「・・・!」

レスキネン「楽にしてあげよう。もう辛い未来も苦しい過去も見なくて済むように・・・。それとも、私の手で忘れさせてあげようか。なあに、脳を少し触らせてもらえば――What・・・。リンターロ。」

岡部が立っている。

鈴羽「オカリンおじさん!」

まゆり「オカリン・・・。」

彼はまゆりを見て微笑した後、凛とした顔つきでレスキネンを見つめる。

レスキネン「なぜ君がここにいる?リンターロ。誰から――。」

岡部「かがりはここには来ない。」

レスキネンの横に立っていたライダースーツの女が銃口をレスキネンに向ける。ヘルメットをとったその姿は萌郁だった。

岡部「既に我々が拘束した。あなたは知らないだろうが、ラジ館周りも既に手は打たせてもらった。ミスターレスキネン。自らを全てを見通せる神と思っていたかも知れないが、その策略は全て打ち破らせてもらったぞ。」

レスキネン「リンターロ・・・。君は・・・君は何を言って――。」

彼は岡部に銃口を向けるが萌郁のスタンガンにより気を失う。

まゆり「オカリン?」

岡部「ラボメンナンバー002!椎名まゆりよ!オペレーションアークライト・・・。俺はタイムリープしてきた。すべて知ってる。」

まゆり「オカリン・・・。」

岡部「ここは後30分もしない内に戦場になる。急げ!」

鈴羽「オカリンおじさん・・・?」

岡部「かがりは俺がなんとかする。まゆりを頼む。」

まゆり「オカリン・・・。」

鈴羽「わかった。」

二人はタイムマシンに乗り込む。

岡部「(これで、間に合うはずだ。タイムマシンは過去へと消える。歴史通り。これで。)」

しかし、何者かのヘリからタイムマシンへ向けてミサイルが打ち込まれてしまう。

岡部「馬鹿な!早すぎる!まゆりいいいいいいいいいいいいい!!!!」

ズガーン・・・。

END

感想

3000回のタイムリープ。鳳凰院凶真の復活。ヒヤジョセフィーヌの誕生。面白すぎる!

ワルキューレのみんなももう最高よね。るか、フェイリス、ちっちゃい鈴羽、由季さん、かっこいい声の痩せたダル。みんな良い。もちろん真帆もアマデウス紅莉栖も良い。みんな良い。この人達の物語をずっと見ていたいよ!

今回のハイライトはやっぱり鳳凰院凶真の復活。嬉しい復活。シュタゲゼロ1話からずっと待ち望んだ復活。21話にしてやっとこさ!

ただ、鳳凰院凶真ってもっとギャグっぽい感じが好きだったけどな・・・。今の劇画調の顔で大声出されてもね。無印のちょっと三枚目の顔で力の抜けた感じが笑えた記憶。まあでも、長い間ずっと封印していたんだからそれはそれは厳しい話よね。無理してる岡部。それが良いのかも。無理してでも鳳凰院凶真を出して士気をあげていく。ラボの創設者でありリーダーだから!うん。かっこいい。何が原因かわからないけど鳥肌が立った。極度の厨二病の恥ずかしさで?それを演じた宮野真守さんの演技が凄すぎて?鳳凰院凶真との再開に感動して?とにかく鳥肌が立ったのはいつぶりだろう・・・。

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