finalの有線イヤホン「E3000」のレビューです。
finalの有線イヤホンは「A4000」、「A3000」と来て今回は3本目です。
Contents
スペック
メーカー：final
型番：FI-E3DSS
発売日：2017年5月18日
再生周波数帯域：非公開
感度：100dB
インピーダンス：16Ω
重量：14g
ドライバー：6.4mmφダイナミック型
構造：カナル型
ケーブル：本体直結・OFC・1.2m・3.5mmプラグ
付属品：イヤーピース・イヤーフック・ポーチ
開封
外観・構造・装着感
ツルテカのステンレス筐体は高級感があり好印象。昔のiPodの様に傷は付きやすいかも知れません。
筐体の背面を見ると穴が空いているのがわかりますが、内部に低域音質向上のための穴があり音漏れを防ぐためにフィルターとステンレスメッシュを配置したそうです。
下部にはLRが大きく表示。イヤーピースにもRには色が付いていてわかりやすいです。
装着感はかなり良いです。まず軽いのが良いし、小さい。シュア掛けしなくて良いのが嬉しい。聴きたいと思ったときにすぐに聴くことが出来ます。
音質
リスニング環境はPC→USB→FiiO K5 PRO。
音量は取りにくい方だと思います。
まずはじめに思ったのは低域の占有率が高い！ズンズン来る低域の圧が気持ちがいいです。ただ制動が効いている感じはあまりなくスピード感はないかも。
高音の量は少なめ。刺さりません。
スッキリか籠もっているかと言われると籠もっています。
上記のこともあり響きもあるのでローテンポの曲に合う気がしますが、速い曲も低音の音圧のおかげで合わないこともなく楽しいです。
3000円台なので解像度や細かなディティールは価格なりですがクラシック、ロック、打ち込みも幅広くバランス良く楽しめると思いました。
同じ3000円台の有線イヤホン、ZERO AUDIO「CARBO TENORE ZH-DX200-CT」と比べてみました。
E3000の後にこちらを聴くとスッキリ見通しが良く明るい音です。高音やボーカルがハッキリ。女性ボーカルやストリングスはこちらの方が綺麗で良く感じました。
また比べてみるとやはりE3000は低域の音量レベルと音圧が高いです。CARBO TENOREは比較的ベースの動きが見えにくいです。低音が重要な音楽はE3000の方が良いと思いました。
まとめ
final「E3000」は3000円台のイヤホンとしては良くまとまっていると思いました。低域の迫力があり軽くて見た目も良く装着感も良い。予算4000円以下で低域の量感重視で選ぶなら良いかも知れません。
