さあやってまいりましたシュタインズ・ゲートゼロ20話。1週間延期してしまった20話。製作が間に合わなかったということは相当作り込まれているはず!超期待大!
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シュタインズ・ゲートゼロ20話 あらすじ ストーリー 盟誓のリナシメント
岡部はラボにいて白衣を着ている。まゆり、紅莉栖、るか、フェイリス、真帆、ダル、鈴羽、萌郁とラボメンが全員揃っている。次々に彼に彼の名前を呼びかける。
岡部「よし全員いるな。ではこれより65536回、円卓会議を――。(ああ、みんながいる。なのに冷たくて、暗くて、寒くて、まるで骨という骨が鉄で出来ているかのように。)」
彼は大きな時計の上で裸で立っている。
紅莉栖「岡部。」
岡部「なぜ・・・お前が・・・。」
紅莉栖「私だけじゃない。まゆりも橋田もいるわ。」
彼はラボにいる。
岡部「それでは、65536回、円卓会議をはじめ――。」
彼は制御室のような部屋のベッド上で目を覚ました。
岡部「ここは・・・。(体が重い・・・。)これは・・・。」
彼は頭を抱えて痛そうにしている。息も苦しそうだ。
岡部「俺は・・・。一体・・・。」
手に目をやると以前の若い手とは違う。ガラスに写った老けた自分を見て愕然とする。
岡部「ここは・・・。これは・・・、俺なのか・・・?一体ここは・・・。俺はタイムリープをしたはず・・・。」
彼は力を振り絞り外へ出る。そこには荒廃した秋葉原があった。
岡部「なんだよ・・・。これ・・・。ラボは・・・。みんなはどうなって――。」
兵士「貴様!そこで何をしている?!答えろ!ここは民間人の立ち入りは禁止されている。両手を上げて名前と国民番号を答えろ。」
と兵士二人に銃を向けられる。岡部は突然の出来事に声が出ない。
銃声が鳴り、兵士二人が倒された。バイクに乗った人物が撃ったようだ。
その人物は鈴羽だった。
岡部「鈴羽!」
鈴羽「??」
彼女は彼に銃を突きつける。
鈴羽「何者だ。どうしてあたしの名前を知ってる。」
岡部「待て!どういうことだ!俺を忘れたのか!」
鈴羽「何を言っている?」
岡部「岡部倫太郎だ!」
鈴羽「岡部・・・倫太郎・・・?そんな馬鹿な!」
彼女は驚きながらも彼をバイクに乗せ、走らせ、自分たちのアジトまで連れて行く。
インターホン「君に萌え萌え。」
鈴羽「バッキュンキュン。」
扉が開く。
ダル「ようやく目を覚ましたんだな。オカリン。わからないか?なら口調を昔に戻そうか。久しぶりだお。オカリン。」
痩せて年をとったダルがそこに立っていた。
岡部「ダル・・・!なのか?」
彼は驚きを隠せない。
ダル「やだなあ。こんなナイスガイ、僕以外にいるわけ無いだろ常考。なっ鈴羽。」
鈴羽「せめてもう少し痩せてればねえ。」
ダル「これでも昔に比べたら痩せたんだぜ。」
鈴羽「大切なのは今だろ?」
岡部「ダル・・・教えてくれ。今は西暦何年だ?」
ダル「2036年。世界は未だ混乱の真っ只中だ。信じられん?」
岡部「いや、信じるしかないだろう・・・。」
彼は鏡に写った自分の顔を見ながら言った。
ダル「あの日から25年。お互い歳取ったよな。」
岡部「疑念はある。俺は確か2025年に・・・。」
鈴羽「あたしも聞きたい。なぜオカリンおじさんが生きてるんだ?あたしにはずっと以前に死んだって。」
ダル「嘘はついてない。死んだよ。オカリンは。オカリンはどこまで覚えてる?」
岡部「俺は・・・。タイムリープマシンで過去に飛ぼうとした。まゆりを助けようと。だけど気が付いたとき――。」
ダル「あの日、タイムリープマシンは動かなかった。何が原因だったかはわからない。作動しなかったんだ。そしてあの時間にもどるための48時間のタイムリミットを超えた。世界はタイムマシン理論を巡る騒乱の時代に突入してしまった。」
岡部「それじゃあ、まゆりは・・・。」
ダル「まゆ氏が消えてしまって数年後。僕たちは自分たちでタイムマシンを作ることを決意した。それがこのワルキューレだ。けれどそれは世界との戦いの始まりでもあった。」
鈴羽「世界中の国がタイムマシンの理論を欲しがったから。」
ダル「そしてそれに一番近いのが、牧瀬紅莉栖の理論を受け継いだ。とされた岡部倫太郎とその組織、ワルキューレ。」
鈴羽「そして父さんたちは、世界中から狙われる立場になった。」
ダル「2025年のあの日――。」
岡部が壊れたビルの中で無線を使い話している。
岡部「ダル、マズいことになった。」
ダル「な、なにがあったん?」
岡部「ストラトフォーの連中に補足された。」
ダル「マジ?ヤバイじゃん!すぐこっちへ!」
岡部「駄目だ!メンバーのみんなを危険に晒す訳にはいかない。なあダル。あの時、折れそうになった俺を励ましてくれて、感謝する。必ず完成させてくれ。タイムマシンを。」
ダル「オカリン?」
岡部「あとは任せる。」
ダル「ちょ、オカリン!」
鈴羽「そしておじさんはストラトフォーの手に落ちて酷い拷問を受けて、父さんたちが助け出しに言ったときにはもうって。」
ダル「そう。僕らが見つけたときには、度重なる拷問と実験によって、オカリンの脳は既に死んだも同然の状態だった。」
鈴羽「それって・・・。」
ダル「うん。心が死んでいたって言うんかなあ?体が治ってもオカリンの意識は全く戻らなかった。でも体は生きていたんだ。」
鈴羽「だったらなんで死んだなんて。」
ダル「そうするしかなかったんだよ。連中はそんな状態になったオカリンをまだ利用しようと争ってたのだぜ?」
鈴羽「あたしくらいには教えてくれたって良いじゃないか。」
岡部「それじゃあ俺は11年間あそこに。」
ダル「そう。事実を知る一部の人間の手で、ずっとね。」
鈴羽「待ってよ。でもどうして今になってオカリンおじさんが・・・。」
岡部「タイムリープマシンか。」
ダル「正解。」
鈴羽「どういうこと?」
岡部「タイムリープマシンを使って2011年の俺の記憶のデータを脳に上書きしたんだ。そうだな?」
ダル「古いPCの中にあったのを最近になってサルベージしてね。もちろん、うまくいくかは賭けだったけど。」
鈴羽「やっぱ納得いかない。世界だけじゃなくてあたしまで騙してたなんて。」
岡部「世界を騙す・・・?」
ダル「今は頭の整理がつかないだろうし、ゆっくり休んだら良い。僕はみんなにオカリンが目覚めたことを伝えてくるさ。」
岡部「伝える・・・?」
ダル「ああ。オカリンが倒れて11年間、待ち続けてくれたラボメンたちにね。」
フェイリス「こちらは異常なしニャ。」
るか「大丈夫です。」
二人が無線で話している。
るか「ここで間違いないんですよね?」
フェイリス「そのはずニャ。あとはいつものように受け取って・・・。」
ダル「こちらバレル・タイター。応答せよ。」
フェイリス「こちらチェシャ猫。どうかしたニャ?」
ダル「そっちは※○○も一緒?」
※筆者は聞き取れませんでした。おそらくるかのコードネームです。
フェイリス「そうニャ。」
ダル「二人とも、心して聞いてくれ。オカリンが目を覚ました。」
フェイリスとるかは喜ぶ。
岡部「今のは?」
ダル「るか氏とフェイリスたんだよ。二人共、オカリンをずっと世話してくれていたのだぜ。」
岡部「そうだったのか・・・。」
鈴羽「ちょっと待って。なんでるみ姉さんたちが食料調達に出てるんだ?今日、そんな予定は無かったはずだ。」
ダル「え?」
フェイリス「ニャ?そんなはずは・・・。たしかに今日だって・・・。昨夜遅くに連絡が――。」
るか「――!・・・罠だ・・・。」
るかは何かを見つける。
ミサイルのようなものが飛んでくる。
鈴羽「るか兄さん!るみ姉さん!」
爆発音と共に無線が切れる。
鈴羽「父さん!」
ダル「オーキードーキー。」
二人は銃を準備し、向かおうとする。
岡部「待ってくれ。俺も行く!」
ダル「でも、その体じゃ。」
岡部「頼む・・・。」
鈴羽が岡部に銃を渡す。
岡部「すまない。」
るかとフェイリスたちは銃撃戦の最中だ。
フェイリス「まずいニャ、このままじゃ全滅ニャ。」
るか「ここは僕が防ぎます!フェイリスさんたちは戻って応援を連れてきて下さい!」
フェイリス「何言ってるニャ!そんなことしたらるかニャンが!」
るか「僕なら大丈夫。岡部さんに会うまで死ぬわけにはいきませんから。」
フェイリス「るかニャン・・・。」
るかは突撃していく。
フェイリスたちは覚悟を決め、応援を呼びに行く。
岡部たちとフェイリスたちが合流する。
フェイリス「鈴ニャン!ダルニャン!」
岡部「フェイリス!」
フェイリス「凶・・・真?凶真・・・、凶真!」
彼女は抱きつく。
岡部「心配かけたな。」
鈴羽「るか兄さんは?」
フェイリス「そうニャ!るかニャンが大変なのニャ!みんなを逃がす為に一人で・・・。」
現場に到着する。
鈴羽「戦闘音が聞こえない。」
ワルキューレの仲間の人「こっちだ!いた!」
多くの人が倒れている中、一人るかは立っていた。
岡部「ルカ・・子・・・!」
るかは微笑みながらそこに倒れ込んだ。
岡部が駆け寄る。
るか「凶真・・・さん・・・。」
岡部「俺だ!ルカ子!!!」
るか「その呼び方・・・。本物の凶真さんだ・・・。良かった。凶真さんが居てくれるならもう安心・・・ですね・・・。」
岡部はるかの腹に銃弾を受けた跡を発見し愕然とする。
るか「凶真さんから教えてもらった、清心斬魔流の心得のおかげで、みんなを守って・・・。これでラボメンになれましたよね?僕、みなさんの本当の仲間に・・・なれました・・・よね?」
岡部「馬鹿!お前は最初からずっと!俺たちの仲間だ!ラボメンナンバー006だ!」
るか「そっかあ・・・。嬉しいなあ・・・。これでまゆりちゃんに・・・。胸を張って――。」
るかは目を閉じた。
岡部「ルカ子!!!!」
ダル「良かった。ルカ氏はずっとオカリンに会いたがってた。目を覚ます日をずっと待ってた。最期にその願いが叶ったんだ。」
ワルキューレの仲間、ダル、フェイリス、鈴羽は寂しそうな表情を浮かべている。
岡部「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アジトに戻った岡部はるかとの修行の日々を思い出している。
真帆「久しぶりね。岡部さん。」
岡部「比屋定さん。」
真帆はコーヒーを出す。
真帆「薄いのは我慢して。何もかも不足しているの。」
岡部「ああ。それにしてもフェイリスと君には驚いた。」
真帆「いつまで経っても子供みたいって言いたいんでしょ?ま、それもこの歳になれば褒め言葉かもね・・・。みんな冷たいって思ってる?漆原さんが死んだのにみんな平然としていて冷たいって・・・。」
岡部「いや・・・。」
真帆「あの日・・・。2011年7月7日から今まで、沢山の人が死んだわ。家族も親戚も友達も。大人も子供も、みんな悲しんでるだけじゃいられない。それが今の現実なのよ。」
彼女の目線の先には開発中のタイムマシンらしきものが見られる。
岡部「わかってた。・・・。鈴羽から何度も聞かされていた。俺の選んだ世界線の先には、こんな未来が待っていることはわかっていたはずだった。だけど、わかっていたつもりになっていただけだ。わかったつもりで、現実から逃げていただけだった!紅莉栖を見殺しにした挙げ句、まゆりも鈴羽もいなくなって・・・。かがりも!由季さんも!・・・ルカ子も!俺は何一つわかってはいなかったんだ!」
ダル「11年前のオカリンもずっとそう言ってたよ。何も自分はわかっていなかった。って。」
真帆「でもこうも言っていた。無意味なことなんかないんじゃないかって。いくつもの失敗した未来、取り戻せなかった過去。でもきっと、全てのその先に、シュタインズ・ゲートに繋がる道があるんじゃないかって。」
岡部「シュタインズ・・・ゲート・・・。いくつもの失敗した未来・・・。過去・・・。未来・・・。世界・・・。比屋定さん。ダル。俺は2011年の記憶をタイムリープマシンを使って、2036年の今に書き戻すことに成功した俺。そういうことだよな。」
ダル「ああ。」
真帆「定義づけるならそういうことになるわね。」
岡部「つまり、タイムリープマシンはあるんだな。用意してくれ。タイムリープマシンを。」
ダル「オカリン・・・!」
真帆「あなた・・・。」
岡部「もう一度、シュタインズ・ゲートを目指すために!!」
END
感想
前回の19話から2週間待った甲斐があった!完全に神回!!!ルカ子が死ぬシーンからずっと号泣。ダラダラ。びちゃびちゃ。岡部がやっと・・・!やっと!再びシュタインズ・ゲートに挑戦する!!!頑張れオカリン!!!!
聞き取れなかったるかのワルキューレで使うコードネームをググったけど、出てこなかった。あれなんて言ってるんだろう?「そっちはサキマリシも一緒?」って聞こえるけど。
あとるかが超絶イケメンになってるし、戦闘も強いし、声や喋り方も格好良くなってるし、もう本当にすごいことになってた。心は女性のはずなのに、体は男だから、みんなを守るために強くなったんだね。号泣。
序盤の岡部の夢のシーンはみなさん無印の元の服でなんか良かったね。早くシュタインズ・ゲートに到達したいよ。
年齢について
25年後だからみんな40代。40代っぽく描かれたのはダルと岡部のみか。るかは20代の青年って感じだし、フェイリスと真帆は全く変わっていないような。真帆の髪がちょっとパサるいている?
岡部が目覚めた日時がわからないけど、7月28日だと仮定すると、
- 岡部倫太郎 44歳
- 漆原るか 42歳
- 橋田至 45歳
- フェイリス・ニャンニャン 43歳
- 比屋定真帆 46歳
うーむ。みなさんどういうアンチエイジングケアを??ダルがなんか開発して使ってるだろこれ!若返りマシン!!ずるい!岡部もやつれてるけど白髪一本も無いし!!!