めちゃめちゃイケてるッ!でついに山本が復活。
10年ぶり。
山本圭壱(山本圭一)
加藤浩次の元相方であり、2006年7月に事件を起こしよしもとを解雇されると共に「めちゃイケから」姿を消した。
Contents
野球場で再会
場所はとある野球場。
笑顔で戻って来た山本。旧知の面々との再会に感極まっているようだ。
矢部「あなたは山本圭壱ですか?」
山本「はい!山本圭壱です」
深々と礼をしている。
矢部「十年ぶりですね」
山本「お久しぶりです!」
軽く会釈をする山本。
ナレーション「山本の発する空気に皆、違和感を持った。笑顔で再会するにはこの10年はあまりにも長くそして、悲しかった」
岡村「山本圭一」
山本「はい」
岡村「俺だけかどうかわからんけど、想像してたんと、ちょっと違うなあ」
山本は自分の身なりを確認する。
見た目のことだと思ったらしい。
矢部「あんな笑顔で来るとは思わなかってん」
ここで山本、空気に気付き、バツの悪い顔。
岡村「加藤浩次としゃべる前に、ちょっとだけ時間もらえますか?」
山本「はい」
山本、何かがおかしいと感じている様子。
メンバーに見守られながら岡村と対談
シーンが変わり、二人はベンチへ。
岡村「山さんには、一つだけ、守ってほしい事があります」
山本「はい」
岡村「嘘はついて欲しくないです」
山本「はい」
岡村「僕も半年ほどめちゃイケから姿を消すことになりました」
山本「はい」
岡村「僕もそんなに偉そうなことは言えません、言えませんけれども、めちゃイケからいなくなった10年前、山さんはあの事件、正直、言い方は悪いのかもわからないけども、未成年者との飲酒それからみだらな行為、これ事実としてあったことやと、僕は思ってます」
山本「はい。それはその通りです」
岡村「そうよね?じゃあ、そっからよしもとをクビになってしまうよね?」
山本「そうですね、あのー、二日後ですかね」
岡村「その時どう思った?よしもとを解雇された…」
山本「自分に非があることしかなかったんで、それは言われるがまま自分は受け止めようと思っていましたし、正直、絶対どっかで、戻れるとか、絶対何年かしたら、戻るとかそういう気持ちは、どっかにあったかもしれませんけど、なんて言うんですかね、逆らってはいけないけれど、錆びてもいけないなっていう、自分の気持はずっとありました」
ナレーション「想像よりも元気に振る舞う山本との距離が埋まらないメンバー」
岡村「一分一秒一日でも早く復帰したいと思ってきたにもかかわらず、この10年…」
山本「そうですね」
岡村「10年かかってるという…」
山本「それが去年の一人で舞台をやりだしたっていうところも、それはやっぱり加藤の力もあったりして、いろいろあって…」
有野「山本さん!」
山本「はい」
有野「やっぱこっちのほうが楽しいから芸人やめた!っていうふうになる時はなかったんですか?」
山本「ないです!」
有野「その折れない気持ちがあるんやったら、寺に入ったのは聞いたんですけど、下りた?途中で…」
山本「下りました」
有野「あれはなんでなんですか?」
山本「…」
ナレーション「初めて言葉に詰まった」
岡村「でもね山さん、それは俺らも聞いてて、やっぱ下りたらアカンかったと思う、それが約束やったと思うから」
山本「ですよね。はい」
岡村「あ、いよいよあと1年我慢したら会えるかもっていうふうに思ってたの。多分皆、それ聞いた人たちは皆そう思ってたと思うけど、もう…、辛かった?」
山本「辛かったですね、もうほんと、ほんとです、いや、もう、うん…」
岡村「俺ら言うよ、え、それ約束なんやったんやないの?って。いろんな人の約束で、お寺入ったにもかかわらず、えー、下りたと。どうすんねんと」
山本「そんなんじゃ無しに、なんすかねえ、長かったんすよやっぱ10年」
岡村「うん」
山本「いろいろ僕の中も、長くはないのかも知れないですけど、僕の中ではいろいろ、思い出せば思い出すほど、あー、あれもあったこれもあったこれもあったこんなこともあったって、思う10年だったんで…はい。なんていうんですかね、あのー…」
岡村「ようやくめちゃいけが来てくれたと」
山本「そうですね」
岡村「でもやっぱり山さんはあれよね、待ってたんよね?」
山本「待ってました。ありがとうございます。ありがとうございますよっしゃー!こっからはっていうなんかもうその…」
岡村「でもそれ、待ってたけど、結局待ってただけで…じゃないですか」
山本「そうですね」
岡村「ほんで今日、めちゃイケが来てくれた、ありがとう待ってました、よっしゃー!…そのための山本さんのその気持ち、あの時は申し訳ない、なんとかまだやりたいねや、これからやっていきたいねや、反省してます、っていうのはこの10年間やっぱり全然誰も見れなかったんじゃない?」
山本「やっぱり何が一番良いかって言ったら、落ち込んでる顔とか、なんかもう、へこたれてる顔よりは、満面の笑みかなって俺はいつも思ってたんです。それは間違いかも知れないよ?」
岡村「それは自分の中でそう思てるだけであって、10年間会わんかって、あの事件があって、誰かと会った時に、満面のえみで、あ、どーもー!って言われたら、え…どういうこと?ってやっぱなる…よ?」
山本「だけどずっとそれを考えてしまっていた、ことは事実…」
岡村「そんな、何の意味もない強がりはいらないと思う。あんだけのことがあったんやから、それは間違った解釈やと思う。そんな山本圭一をみんな見たいんやないと思う。それはこっからいろいろあなたがどうやって起き上がってきて、笑えない人たちを笑かしていくのか、ということであって、迷惑かけた方々に満面の笑みでっていうそんな強がりはいらないと思う」
山本「ですよね」
岡村「ちゃんとしっかり頭下げてすいませんでしたって、やっぱり言わなアカンと思う」
山本「もちろん」
岡村「そら10年かかりますよ、下手すりゃもっとかかったかも分からないし、今日ね、もうほんだら言いますけど、これをやるために、どれだけの人たちが、いろんな人たちに頭を下げて、ここまでやってもらってるかっていうのは多分、山さんにはわからないと思う」
山本「申し訳ございませんでした。ホントに申し訳ございません」
岡村「加藤浩次もどんな気持ちでこの日迎えているかっていうのはもう、山本圭一をこうやって、ここに呼ぶために、頭下げたのは、ここにいるスタッフの方であり、加藤浩次であるという…それでよし来たか、ありがとうそれだけではやっぱり皆の気持ちが、え?っていう、だからこう、最初出てきた時に、え?ってやっぱりちょっと思ったし、」
光浦「もう、情けなくて…情けなくてずっと泣いてます、もう、なんか悲しくて情けないもう、山さんの話を聞いてると、山さんは自分が一番大事なんだよ」
ナレーション「昔はいくら注意されても耳にも貸さなかった光浦の小言」
矢部「刺さりましたか光浦の言葉」
山本「そうですね」
矢部「山本さんの自分の悪いとこもっと教えてほしい」
岡村「うん」
山本「強がってるところです」
矢部「1個でた。今ね」
山本「甘えてるところ、嫌なことから逃げる、自分一人じゃ何も出来ないところです」
矢部「山本さんめっちゃ出てくるやーん」
山本「まあ、一番は…俺が馬鹿だったところです。馬鹿だったんですよずっと」
岡村「ここまで来るのにものすごい大変やったよ、これこうやってみんな集まって、こうやって、山さん帰って来るのを…(涙ぐむ)」
矢部「山本さあん、泣いてる」
岡村「これは汗やで」
岡村「で、俺は俺で元気で笑ってたいって、そんなの通用しないよ絶対」
濱口「山さん、先方の女性の気持ちとか考えたことありますか?」
山本「大変申し訳なく…思っています…どこで、何をされているかは全然わかりませんけど…10年という年月が経ちましたけど……(急に立つ)…申し訳ございませんでした(土下座)」
山本をど突くコーナーへ(ボクシング)
岡村と対戦するも全く手を出さず一方的に打たれる山本。しびれを切らし岡村は加藤へ交代を命じる。
加藤「10年ぶりだなあ、こうやって二人でテレビの前で話すの。どういう気持ちだ?今」
山本「…」
加藤「お前いなくなって、10年ぶりだなあカメラの前でしゃべるの、二人でこうやってカメラに写ってるの、お前どういう気持ちだ?」
山本「…」
加藤「どうして良いかわかんないのか?さっきからずっと」
山本「…(頷いている)」
加藤「俺もどうして良いかわかんねーんだよ!今こういう状況になって二人で喋らされて、ここにいる全員どうしていいかわかんねーんだよ!」
加藤「当たり前じゃねーからな?当たり前じゃねーからな!この状況!」
加藤「いつか誰かが、いつかめちゃイケが!番組にしてくれて、俺普通に戻れる?そんなことねーからな!」
山本「…」
加藤「世間から何も受け入れられていねー人間がな、テレビなんか出れねーんだよ!」
山本「…」
加藤「どっちが先に動くんだよ!お前アクション起こさねーと誰も動けねーだろ!こっちから動くの!岡村動いてくれようとしてボクシング始めたよなあ?なんで殴りに岡村行ったんだよ!で、もう途中で加藤さんもうええわってそういう気持ちになったんだよ!そういうふうにさせんなもう!10年経ったんだからさせんな!」
加藤「お前よう、野球場で歩いてきて、第一声、すいませんでしただろう?わかれやもう!」
山本「…」
加藤「照れ隠しでなんでヘラヘラしてんだよ!コレ逃したらなんにもねえだよ俺ら!終わりだぞ!」
山本「…」
加藤「このチャンス、この場を与えてくれたスタッフとかお前演者とかみんなによお!悪いって気持ちねーのか!」
山本「お前にもそうだし、めちゃイケのメンバーもそうだし、今日来てくれてる淳とか、遠藤とか…」
加藤「泣けよ!泣いて良いんだよお前!」
山本「あいつら…」
加藤「ホントのお前じゃねーだろ!出してんの」
山本「淳とか…遠藤とか…庄司といると…、だけどどっか自分が何があっても強い人間でいなきゃいけないっていう…(泣)」
加藤「しんどかったらしんどいっつっていいんだよ!仲間だろ!仲間だからこうやって助けてくれてるんだろう?」
加藤「お前この10年間めちゃイケメンバーの気持ち考えたことあんのか?どういう気持ちで10年間過ごしてるか考えたことあんのか?一人ひとりの気持ちになって考えたことあんのか?あいつは俺のことどう思ってるんだろう?考えたことあんのか?」
加藤「岡村病気で入院する前お前メールしたろ岡村に」
山本「…」
加藤「休むんだったら宮崎で休むか?ってメールしたよな?」
山本「…(頷く)」
加藤「宮崎来るか?ってメールしたろ?」
山本「…(頷く)」
加藤「それずーっと岡村恩義に感じてくれてんだよ」
山本「…(何度も頷く)」
加藤「次は俺がお前のことを救う番だって思ってくれてるんだよ岡村は」
岡村「正直…こんなことしたくないです」
山本「…」
岡村「山本さんをどつきたいともホントは思ってないし、でも、そう思ってる人がいるし、極楽とんぼのため、山本さんのために、僕は今日こうやって、山本さんをどついたけど、こんなことはホントはしたくないです」
山本「ありがとう」
加藤「俺らのためにやってくれてんだよ、あと、5人来てくれてるだろ?お前と一番近い人間。軍団だよな?もう淳なんてずっと涙ながしてくれてるわ。どーいう思いでお前、あの5人が支えてくれたか、お前気持ちわかってんのか?ここに出てくることにリスクしかねーからな」
加藤「お前のこと好きだ好きだって擁護することは、世間でこの仕事やる中で、リスクしかねーからな?それなのに出てきてくれてんだぞ?そんな後輩いるか?あんだけ優秀な芸人になって、若い頃世話してくれた悟飯食べさせてくれた、それだけの思いでずーっとお前の味方だよ!淳なんてそれで何人敵作ったんだよ!」
山本「ごめんな…」
淳「すいません、山本さん、今皆の話聞いてて僕、山本さんのこと支え過ぎたと思いました。でも、あの時山本さん立ってられない位なの俺近くで見てたんで、絶対俺らがお世話になってる分、山本さんを支えないとって思いました、だけど、その支え方が俺、間違ってたなと思いました。すいません。カッコ悪い姿俺たちに見せたくないでしょうけど、そんなのもう関係ないです、カッコ悪くても僕山本さんについていきますんで、これからも俺にいろいろと教えて下さい!」
加藤「もう1回全員に謝れ、謝れ全員にこっちきて」
山本「みなさんホントに10年間…すいませんでした!」
加藤「もっと深くだよ、すいませんでした!もう俺からもホントにすいませんでした」
山本「お前はいいよ」
加藤「コンビだからしょうがねえだろ…」
加藤「あとスタッフ、こんだけのことやってくれてんだよ、こんなだけの時間に、こんな夜中になってもずーっとカメラ回してくれてる技術さん、そしてこのセット用意してくれた美術さんも、制作の人間も、音声さんも全員だよ!」
加藤「サンシャインFMの…わざわざ来てくれてんじゃん!」
加藤「いろんな気持ちあるよ、みんないろんな気持ちでやってくれてるよ、それなのにこうやって企画にしてくれてんだよ!全員に謝れ!」
山本「皆さん!ホントにこの10年間、どうもすいませんでした!」
加藤「すいませんでした!」
矢部「加藤さあん、もう十分に伝わったんではないでしょうか。スタッフもちろんね。めちゃイケメンバーも、後輩も」
加藤「矢部、最後にさあ、俺見てくれてる人に山本、謝罪してないと思うんだよ、それしていい?」
矢部「もちろん」
加藤「お前下下りて謝れ」
山本「ホントに…すいませんでした!(土下座)」
加藤「すいませんでした!(土下座)」
矢部「あと山本さん、やっぱり一番、コレもちろんやけど一番謝らないといけないの、やっぱ加藤浩次でしょ。ちゃんと話し合えなかったんでしょ極楽とんぼ。そんななか次の日加藤さんスッキリ出て、謝罪させられて…号泣してね」
矢部「でもそんな加藤さん、なんか自分が、この一線からいなくなったら、テレビから消えたら、山本さんが、帰る場所がなくなるから、10年間必死でがんばったん、必死で。だから今の加藤さん見たらカッコイイもん。必死で頑張ってるんです」
山本「加藤ホントにありがとう」
加藤「もー、正直に言うけど、どうしようもねえわ、こいつは。どうしようもない男ですわ、ただもう一回やりてえんだよ俺」
矢部「そやんなだから、だから今頑張って喋った加藤さんも。…やねんて山本さん!もう呆れてんねんて!呆れ超えてるやろね…でもやりたいねんて、めっちゃ好かれてるわ山本さん」
山本「…(泣)」
番組の最後で加藤は極楽とんぼライブツアーを行うと発表しました。
そのツアーでみなさんにお詫びをしたいと。
山本がレギュラーとして復活するのはそれが終わってからだろうか?!
管理人感想
しゃべる感じとか完全に忘れていましたが、そうそう、こんな感じでしたよ。
とにかくみんなに好かれてるのがすごく伝わってきました。
メンバーの面々は彼にもっと早く復帰して欲しかったと語っていましたね。
これ、最初に山本が土下座スタートだったら全然違う話になっていたのだろうか?
あとは番組の終盤、極楽とんぼの定番のケンカが始まり、かなり笑わせてもらいました。
今回は山本がひたすら謝りましたけど、迷惑をかけたのは事実ですからまあいいのですが、実際には彼は打ち切りが噂されているめちゃイケの最後の救世主ですよ、多分、昔めちゃイケが好きだった層の人たちは、今でも山本を待っていただろうし。
今後の展開が楽しみになってきました。
山本がめちゃイケのメンバーとして復帰して、新メンバーは解雇でいいという意見もあります。
それで、「もってけ100万円」や「油谷さん」なんかをやってくれたら楽しいよな~という意見もあったりなかったり。
なんにせよ注目です。